茨城県石岡市と株式会社リーバーは、2020年4月から同市内の0~3歳の未就学児童がいる世帯に対して医療相談アプリ「リーバー」の無償提供を開始しました。リーバーを実際に利用された、同市内に住む4つの子育て世帯のママにリーバーを利用してみての感想をインタビューしました。
今回は、同市内にお住まいの長谷川さん。リーバーを知ったきっかけや、実際に相談した内容について話を聞きました。
第三者に相談できる環境の大切さ
娘の医療相談に使っています。
リーバーを知ったきっかけは何ですか。
石岡市の広報誌を見るまで、こんなアプリがあるなんて知りませんでした。無償提供ということだったので、何となく気になってダウンロードしたことがきっかけです。
医師に相談するのは、どんな内容でしょうか。
娘の体調不良などで相談することが多いですね。うちの娘はレックリングハウゼン病というものを持っています。この病気は、発達障害 ・学習障害が出る可能性がわりと高いと言われているんですが、娘は身体能力や言語・精神面の発達が比較的早かったので、小児科の先生は「全然問題ない!心配いらないよ」って言ってくれています。けど…やっぱり親としては、似たような症状が出たり普段より体調が良くないと、「あれ…」って考えてしまい、心配になります。
安心のセカンドオピニオン
親として不安になる気持ち、わかります。実際にリーバーを利用して不安などは軽減されていますか。
子供っていつ体調不良になるかわからないですよね。病院が開いている時間かもしれないし、開いてないない時間かもしれない。病院に行ってもすぐに対応してくれるかわからない。感染などの心配もあります。そんなとき、病院に足を運ばなくても医師が冷静に判断して相談に乗ってくれることに、とても安心をしています。
病院に行くべきか? 行くほどのことでもないのか? という判断に迷うことも多々あるんです。子供の体調が悪いときって、心配のあまり落ち着いてちゃんと判断できるか自信がないんです。そこもリーバーの医師が助言をくれますから安心ですね。
誰かに相談すると不安も解消されますよね。
はい。子供の成長についても同じです。他の子と比べて成長が遅かったりするとやっぱり親としては不安になります。だからお医者さん以外にも、周りのお母さんたちと子供のいろんな症状や成長について話したり、相談することがあるんです。「発達障害と思われている症状って実は大抵の子が通る道なんだよ。多動性にしても注意欠陥にしても、子供にとっては他に興味関心があるから当たり前なんだよね」っていう感じです。
大人になるにつれて、その子の突出した個性が出てくるから、親としてはそこを見極めて判断したり、意識改革が必要になりますが、難しいなって思っちゃいます。そんなときも、第三者とかいろいろな立場の人からの意見を聞くと、一人で抱え込まなくて済むのでいいなと思えます。
今後、こんなサービスがあったら嬉しいなどあれば教えて下さい。
母子手帳やお薬手帳がアプリ内で使えたり、病院の予約とかも簡単に取れるようなサービスがあると便利だなって思います。