つくば市立島名小学校:先生・児童・保護者の手間が省けるアプリに感動

LEBER for School:生徒・児童の体温体調・出欠席を自動で集計

茨城県つくば市では、2020年6月から体温チェックを利用しています。
また、10月からは一部の学校で児童の「出欠席確認機能」も利用していただいています。今回は、リーバー本社近くにある島名小学校を訪ね、校長、クラス担任教諭、養護教諭、保護者といった方々に、リーバーを利用してみた感想についてお話をうかがいました。

 

きっかけは教育委員会からの勧め:つくば市立島名小学校:木村晴美校長

「導入前は多少の不安もありましたが、先生・児童・保護者の手間が省けるアプリに、今は感動しています」

本校は、新型コロナウイルス感染予防の対策として、5月下旬頃から分散登校、6月から通常登校にしました。

当初は、児童に「健康観察表」という紙を配布し、登校する前に家庭で体温を測り、その紙を学校に持ってくるという方法で児童の体温・体調管理をして、欠席をする場合は、保護者から連絡をもらっていました。毎朝、この業務を行うことは先生たちへの負担も少なくないと思っていました。

そんな時、教育委員会よりアプリで児童の体温・体調のチェックと出欠席の確認ができることを聞き、導入を勧められました。アプリケーションということもあり、「最初は保護者への理解が得られるか、登録がうまく進むかという点で不安でしたが、入力方法が簡単であることや、保護者や先生の時間が短縮されることで少しずつアプリをダウンロードしてくれる家庭が増えました。現在は、全校の約94%の家庭に使用していただいています。」

コロナをきっかけに、改めて感じたことは、子どもたちの安心安全を守っていくのが学校として大事な役目だということ。朝の体温チェックからスタートすることによって子どもたちの様子を充分に観察することができると思います。

リーバーは、学校と保護者が、ともに子どもたちの様子を見るのに必要なアプリだと思っています。

 

朝の「時間短縮に」

2年4組担任:小野村彩奈教諭

登校再開になって、朝子どもたちが登校すると、子どもたちが持ってきた健康観察表のチェックを行っていました。一枚一枚確認するので業務としてはとても時間がかかるものでした。

リーバーが導入されてからは、毎朝パソコンに子どもたち一人一人の体温や健康状態を親御さんが記入してくれているので、一度で管理することが出来るようになりました。時間の短縮には大きく繫がったと感じています。

また過去の体温データも見ることができるので、その子の平熱がどれくらいかということが知れます。元々平熱が高い子もいるし、低い子もいる。それを遡って見れるので私たちも、一つの判断基準ができることは有難いことです。

 

保健室での対策

矢口恭子養護教諭

保健室には、具合が悪い子の他、怪我をした子や、ちょっと相談をしたい子も来ます。保健室を利用する児童は様々なので、対策として一つの部屋の中で仕切りを作って対応をしていました。

例えば、怪我をしたという児童は、入口から一番近い場所で対応するようにして、具合が悪い児童は、入口から一番遠いところで対応するようにしていました。具合が悪いというのは、お腹がいたいとか頭が痛いという表現ですが、どういった症状でも必ず検温は行って、とくに微熱や熱がある子に関してはすぐに保護者に連絡して、帰すようにしてました。

迎えを待っている間は奥のベッドで待機をしてもらい、入口付近で入ってくる子となるべく接触しないようにしていました。リーバーを導入する前は、健康観察表を各担任で確認して、もし微熱があるという児童がいたら保健室に送ってもらって、保健室でもう一度検温、症状の確認をしていました。時間が必要な作業なので、どうしてもタイムリーにはできない点が課題でした。

アプリなら検索機能を駆使して、全校生徒710人を一目で見れるようになり、個人のこれまでの体温経過も見れるので、例えば微熱かな?と思ってもデータを遡ることで、グラフ化されているから児童の特徴が分かりやすくなっています。

 

子どもも自分の体温を知ることは大切

児童保護者:堀越直子様

うちは、子どもが2人いて、それぞれが学校から健康観察表を持って帰ってきて、朝起きたら測り、記入して持っていくというスタイルでした。

発熱や、ちょっと体調が優れないから欠席する場合は、先生へ連絡をしなくてはいけないのですが、朝の忙しい時間に電話する手間や、電話をしてもタイミングが合わなければまた連絡しなくてはいけないので、私たち保護者も先生も大変だったと思います。リーバーは決まったフォームに体温・体調と出欠席の入力をするだけなので、2人の子どもがいても20秒から30秒あれば完了します。

「子どもたちへも自分の日々の体温や、体調のことを意識してもらいたいので、体温を測ったら私に報告をしてもらい、スマホへ私が入力しているときは、必ず隣に居させています。」

自分の熱、体温を意識て学校へ登校するいいきっかけになると思っています。「また、子どもたちが毎朝やっているので、親である私たちも体温測定をやらなきゃという意識が芽生えます。家族全体で健康を意識する習慣が出来ました。例えば、学校がお休みである土日祝日も朝起きたら必ず体温を測って、入力するようになりました。」

コロナウイルスに、慣れることは決してないし家族が感染してしまったらどうしようという不安もあり、悪いことへ意識が流れてしまいますが、こういう状況がなかったら毎朝、体温を測って健康について家族で意識することはしなかったと思います。

コロナをきっかけに、リーバーを使って、親としても子どもたちの体調を見るという点では一つのバロメーターになっています。体温を確認して、不安なく子どもたちを家から送り出せるという意味で、いい物に出会えたと思います。

 

 

つくば市立島名小学校
茨城県つくば市島名537-1
生徒数710人
http://www.tsukuba.ed.jp/~shimana/
1877(明治10)年開校の歴史ある学校。施設分離型小中一貫校で、真瀬小学校、高山中学校と3校で「高山真名学園」を構成している。

 

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