コロナ禍の中、茨城県⺠の不安解消に「リーバー」が⼤きく貢献

株式会社リーバー(茨城県つくば市、代表取締役:伊藤俊一郎)は、茨城県(知事:大井川和彦)からの要請により、茨城県⺠に対して医療相談アプリ「リーバー」の無償提供を2020年4月9日から9月30日まで実施しました。約半年間における茨城県でのリーバー利用状況の分析結果について発表します。約96%の回答が30分以内に寄せられ、66%の相談者の受診抑制に繋がりました。

■コロナ禍で遠隔医療相談の有効性を確認

時節柄、新型コロナウイルス関連の相談が多く寄せられました。中でも夜間の相談が多く、病院が救急対応となる時間帯の不安を、リーバーによって効果的に減らせることが確認できました。医師からの返答は5分以内が67.4%と素早く、リーバー独自のチャットボットシステムによって相談内容が体系化され、医師の思考時間を短縮できることが示唆されています。

医師からのアドバイスを受けて不安が軽減したことで、不要不急の受診をせずに済んだ方も65.6%にのぼりました。総じてユーザー満足度は高く、リーバーの機能が人々の健康に少なからず貢献したと言えます。

■利用者の概要

・調査期間:2020年4月9日〜2020年9月30日
・対象者数:1,184,533世帯(令和2年9月1日現在)
 (※人口は2,854,980人)
・登録世帯:11,150世帯(※リーバーは家族の相談も行えるため世帯数でカウント)
・相談件数:6,783件

■コロナと発熱の相談が4割以上

リーバーの特徴である、チャットボットによる項目系統別にランキングしました。フリー相談(チャットボットが提供する選択肢ではなく文章による入力)を除くと、新型コロナウイルス及び発熱に関する相談が合計1847件と、4割以上を占めました。


■相談の時間帯

特に多い時間帯は18時〜22時台でした。病院の閉まった後の不安解消に貢献していることを示唆します。

■ユーザーアンケート結果

リーバーでは相談後に任意でアンケートをお願いしており、以下はその結果をまとめたものです。

●医師から回答が返ってくるまでの時間
→ 30分以内の回答が95.6%となりました。精緻なチャットボットで相談内容が体系化されるリーバーは、医師の迅速な回答が可能です。

 

●相談後の不安軽減
→ 7割以上の方の不安軽減に貢献できました。医師による市販薬の紹介や、適切な診療科の案内などが不安解消に役立ちます。


●相談後に病院へ行ったか
→ 6割以上の方が病院へ行かずに市販薬などで対応しました。医療機関の受診回避に繋がり、医療崩壊を防ぐ一助となります。

■茨城県⺠に対する医療相談無償提供の背景

茨城県は、新型コロナウイルス感染者数の多い東京都にも近く、加えて県内における人口10万人あたりの医師数も、全国平均の246.0人に対し189.9人とかなり少ない状況にあります。医師の少ない中で感染拡大の抑止 ・医療現場への負担の軽減が急務な状況です。医療崩壊を防ぐために、不要不急の病院受診を遠隔医療相談によって抑制し、受診が必要な場合にのみ適切な医療機関を勧めるなど、リーバーの機能が地域に貢献できると考え無償提供を実施しました。

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